【特別号・第1回】 認知症をにんちしよう!
公開日時:2021.10.16カテゴリー:しらかわ通信
2025年には、高齢者の5人に一人が認知症になると言われています。近い将来、もしかしたら家族が、もしかしたら自分が認知症になることが考えられる時代になってきています。みなさんは『認知症』についてどんなイメージをお持ちですか?今回は、認知症外来の藤井直樹先生(認知症専門医)に認知症についてお話を伺いましたのでご紹介していきます。少しでも認知症の事がみなさんに伝われば幸いです。
この特別号は3回に分けて更新していきます。 どうぞお楽しみに~♪
- 更新予定
2021.10.16 《第1回 認知症のはじまりはどこ?》
2021.10.23 《第2回 認知症は治る!?認知症と病気について》
2021.10.30 《第3回 認知症外来へ行こう!》
講師のご紹介
認知症外来:認知症専門医
藤井 直樹先生
趣味
鉄道の旅(特に鈍行列車)
ハイキング(特に九州自然歩道)
映画鑑賞、読書、写真、俳句
《第1回》認知症の始まりはどこ?
こんなことありませんか?
- 何回も同じことを言うようになった
- お金や保険証など、どこにしまったか分からなくなることが増えた
- 買い物が出来なくなる(お金のやり取りが分からない)
- 交通機関の利用の仕方が分からない
- 電化製製品や携帯電話の使い方がわからなくなる
このような症状で、周囲の人へ大きな迷惑をかけたり、本人の日々の生活に支障が出て来るようになった場合を認知症といいます。
認知症のラインはどこから?
誰でも、年を取ってくるともの忘れは増えていきます。人の名前がすぐ出てこないこともよくあります。しかし、それだけでは認知症とは言えないのです。生活障害が出てきたら危険信号です。つまり、認知症か否かは『生活に支障があるか』がポイントになるのです!
軽度認知機能障害
昔に比べてもの忘れはしやすくなったが、認知症までは至っていない状態を、軽度認知障害(MCI)といいます(下図)認知症か、軽度認知障害(MCI)か、の判定も認知症外来で行います。
次回は、《第2回 認知症は治る!?認知症と病気について》をご紹介します!お楽しみに!