夏バテ予防

公開日時:2022.07.25カテゴリー:しらかわ通信

7月になり日差しが強く、蝉の鳴き声も聞こえてきて、本格的な夏が到来してきましたね!
さて、先月は熱中症についてお話をさせていただきましたが、今回は夏バテ予防のため栄養面、食事についてお話をしていきます。これからの暑さ対策を行いながら今年の夏も乗り越えましょう!!

人間の身体を作るエネルギー源はなんですか?

私たちの身体は3大栄養素の糖質・たんぱく質・脂質をエネルギーとして筋肉を動かしたり、細胞などの組織を作っています。

糖質

糖質はエネルギー源として使われやすく、身体や脳を動かす即効性の高いものです。

注)糖質を過剰に摂取してしまうと、エネルギーとして使われずに余り、中性脂肪に変換されて脂肪となってしまいます。

タンパク質

たんぱく質は筋肉や内臓、髪、爪などを構成する成分で、多数のアミノ酸が結合してできています。

アミノ酸の組み合わせや種類、量などの違いによって働きが異なり、ホルモンや免疫細胞としてさまざまな機能を担っています。

脂質

脂質は細胞膜や臓器、神経などの構成成分となったりビタミンの運搬を助ける役割があります。また、体温を保ったり、肌に潤いを与え正常なホルモンの働きを助ける(女性ホルモン)といった働きがあります。

注)脂質の過剰摂取は肥満や脂質異常症の原因になり、高血圧や高血糖になることもあるそうです。

夏に取るべき栄養素(食材)は?

夏は暑さによる食欲の低下、体力の低下、さらには大量の発汗もあり栄養不足に陥ります。食事量の減少でたんぱく質、汗とともに排出されやすいビタミンB1が不足になります。
また、最近ではコロナ禍におけるストレスも加わりビタミンCも多く消費されます。ビタミンB1は疲労回復に欠かせない栄養素でビタミンCにはストレスや風邪などの病気に対する抵抗力を高める働きがあるそうです。

ビタミンB1

ビタミンB1が豊富な食材の代表は豚肉です。豚肉以外にも玄米、枝豆、舞茸やえのきなどに比較的多く含まれています。

ビタミンC

ビタミンCはピーマンやじゃがいも、ブロッコリー、ゴーヤなどの野菜に多く含まれ、果物に関してはキウイが一番多くビタミンCが含まれているそうです。

◎入院中の患者さんにとって「食事」は楽しみの1つと考えています。

最近では感染症対策をしつつイベント食の提供や食事(栄養等)の見直しを行い、より良い食事を提供できるよう努めています。

これからも患者さんから「美味しかった!」と言っていただいけるように栄養管理をしっかりと行っていきます。

夏バテにならないための料理例

豚しゃぶサラダ
ゴーヤチャンプル

ぜひ、参考にしていただければ幸いです!

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