熱中症について
日差しがだんだんと強くなり、夏がそこまで来ているのを感じます。このような時期に一番に気を付けたいのが熱中症です。なんと5月30日~6月5日まで1週間で、1,203人(全国)もの人が熱中症による救急搬送をされているそうです。(引用:総務省消防庁 熱中症情報より)
そこで今回は、熱中症について注意事項や予防法についてお話を伺いました!一緒に学んで、熱中症を予防し元気に夏を迎えましょう!!!
熱中症って?
体温が上がり体内の水分や塩分のバランスが崩れたり、体温の調節機能が働かなくなった状態になります。熱中症はⅠ度~Ⅲ度の段階に分けられます。
熱中症になるとどうなるの?
Ⅰ度:応急処置で対応できる軽症
症状
- 立ちくらみ
- 筋肉痛や筋肉に硬直(発汗を伴う塩分不足で生じるこむら返り)
- 大量の汗
対処法
- 涼しい環境に移動する
- 水分や塩分を補給する ※スポーツ飲料 ※経口補水液
- 衣服を脱がせ、体内の熱を外に出す。氷でわきの下や太ももの付け根を冷やす。
Ⅱ度:病院へ搬送を必要とする中等度
症状
- 頭痛
- 気分不快
- 吐き気
- 嘔吐
- 倦怠感
- 虚脱感
倦怠感・・・体が「だるい」「疲れた」と感じる状態
虚脱感・・・急激な血液循環障害によって極度の脱力症状に陥ること
Ⅲ度:入院して集中治療の必要がある重症
症状
- 意識障害
- けいれん
- 手足の運動障害
熱中症になりやすい環境
このような環境で生活をしていませんか?
意外なところでは、気温が低い日でも湿度が高いと熱中症に罹りやすくなります。また、家の中でじっとしていても、室温や湿度の高さから熱中症にかかることもあります。住宅などの居住施設からの救急要請が最も多く、(全体の37%!)最近では、室内型熱中症が注目されています。
乳幼児や高齢者は熱中症をおこしやすいのをご存じですか?
乳幼児は大人よりも新陳代謝が活発で体温が高く、体外に汗を出す汗腺の発達が未熟の為、体温のコントロールがうまくできません。また、高齢者は歳を重ねると体内の水分割合が少なくなり、暑さやのどの渇きを感じにくくなるため熱中症に罹りやすくなります。加えて、心機能や腎機能が低下していると症状も重症化しやすいのです。
熱中症を防ごう!
それでは最後に、熱中症を防ぐための方法をお伝えします!
① 暑さを避けよう!
外出するときは、なるべく日陰を歩きましょう。帽子や日傘を使うのも効果的です。
家の中ではブラインドやすだれを使い直射日光を遮りしましょう。我慢せず扇風機やエアコンで室内の温度・湿度を調整しましょう。
② 服装を工夫しよう!
外からの熱の吸収を抑え体内の熱をスムーズに逃す服装が理想です。
綿や麻などがいいでしょう。
熱がこもらないように襟ぐりや袖口の空いたデザインもお勧めです!
③ 小まめな水分補給
喉が渇く前から飲むことが大事です。
汗をかくと、水分と一緒にミネラルやビタミンも失われてしまいます。水分補給だけでなくミネラルも一緒に補給しましょう!梅干しやスイカ、バナナなどおすすめです!
松本 三枝
夏といえば、野球観戦!いつもなら球場で応援しているのですが、、、コロナ禍なので、もっぱら涼しい部屋のテレビの前で楽しんでいます♪暑さに負けず夏を楽しみましょう!
熱中症は、老若男女誰にでも起こりえます。重篤な症状にならない為にも、日ごろから服装の工夫や室内の温度管理がとても大切なのだと感じました。5月から35℃を超える地域も出ています。熱中症の対策を怠らずに上手に夏を楽しみたいと思います♪