転倒する原因や予防策について

公開日時:2022.01.21カテゴリー:しらかわ通信

新年がスタートしてあっという間に半月が過ぎました。
お正月は、気持ちが浮つき転倒などのけがが増えるそうです。特に、高齢者がけがをする理由として一番多いと言われるのが【転倒】です。そして転倒した高齢者のうち、約1割の方が骨折するといわれています。骨折が原因で、介護が必要になったり寝たきりになったりしてしまう方は少なくありません。今回は、転倒する原因や予防策について、通所リハビリテーションまごころの理学療法士 村上さんにお話を伺いましたのでご紹介します!

Qどうして転倒するの?

誰でも転倒をした経験があると思います。
転倒する理由として考えられるのが
①何かにつまずいた時 ②何かにぶつかった時です。
「頭で思い描いている身体の動き」と「実際の体の動き」が一致していない時にふらつき、バランスを保てない時に転倒します。転倒につながる原因は様々です。
転倒につながる要因
・加齢や病気による身体機能や精神機能の低下
・段差やフローリングなどの生活環境  など

Q転倒するとどうなるの?

転倒した体位によりますが、身体の擦過傷(擦り傷)や打撲、関節の捻挫があり、最悪の場合は骨折してしまいます。 代表的な骨折部位として、①~③などがあります
①橈尺骨遠位端骨折 (手をついて転倒したとき など)
②上腕骨頸部骨折 (肩をついて転倒)したとき など)
③大腿骨頸部骨折、骨盤骨折 (お尻や足をついて転倒したときなど)

Q転倒を予防するためにはどうしたらいい?

先ほど述べたように「頭で思い描いている身体動き」と「実際の身体の動き」が一致していない時にふらつくので運動を習慣化し、自分の身体の動きを知ることが大事です。
また、普段の生活で使う筋力、関節運動は限られています。より、大きく関節を動かしたり、いつもより筋肉を動かす運動が必要です。

認知症カフェに参加しました!

2021年10月に行われた『認知症カフェ』へまごころのスタッフ(柿原・甲斐)が参加して、転倒予防体操を行いました。1時間しっかり体操とストレッチを行い、しっかり身体がほぐれたと大好評でした!
また開催される時は、ぜひ皆様ご参加ください!転倒を予防し、元気に過ごしましょう!

~認知症カフェ・転倒予防体操の様子~

日ごろから自分の身体に目を向けて、積極的に運動に取り組んだり今の自分の身体の状態でできることを把握しておくことが大事だということですね!村上さん、ありがとうございました! 

今年は寅年です。過去を振り返ると寅年には「初」や「新」という漢字がつくような出来事が多くあったようです(バブル経済や人類初の有人衛星が達成された など!)。2022年も「何か新しいことが始まる年」になるかもしれません。しっかり転倒を予防して、新しいことに沢山チャレンジし色んなことが始まる年になるよう願っています!

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