中央地区地域包括支援センター


地域包括支援センターとは

地域包括支援センターとは、市町村が設置主体となり、保健師・社会福祉士・主任介護支援専門員等を配置して、3職種のチー ムアプローチにより、住民の健康の保持及び生活の安定のために必要な援助を行うことにより、その保健医療の向上及び福祉の増進を包括的に支援することを目的とする施設です。(介護保険法第115条の46第1項)


地域と連携

当院は、中央地区(白川小学校校区、大正小学校校区、大牟田中央小学校校区、大正小学校校区、中友小学校校区)を担当する中央地区地域包括支援センターの運営を受託し、8名の専門職が大牟田市役所内の福祉課へ出向し業務に従事しています。


主な業務は、介護予防支援及び包括的支援事業(①介護予防ケアマネジメント業務、②総合相談支援業務、③権利擁護業務、 ④包括的・継続的ケアマネジメント支援業務)で、制度横断的な連携ネットワークを構築して対象者の生活の安定を図っています。

主な相談内容

  • 介護保険や福祉サービスについての総合的な相談
  • 介護保険の認定申請受付
  • 日常生活における不安なこと・お困りごとの相談受付
  • 認知症の全般的な相談や専門医療機関等の情報提供
  • 介護予防に関する講座の開催や自主グループ活動の支援
  • 成年後見制度活用の相談や利用支援
  • 高齢者虐待や消費者被害(悪質な訪問販売など)についての相談
  • 地域のケアマネジャーの支援
  • 介護者家族向け交流会の開催
  • 要支援の認定を受けた方や総合事業対象の方の介護予防ケアプランの作成

生活支援コーディネーター

当院では1名の職員が大牟田市役所福祉課に出向し、生活支援コーディネーターの業務に従事しています。
生活支援コーディネーターは高齢者を支え、地域で元気に生活できるように、地域内(中央地区地域包括支援センターと同エリア)にある住民組織や関係団体との調整役を果たしながら以下の事業に取り組みます。

地域内にある社会資源を把握し、地域の住民ニーズに合った新たな福祉サービスを開発し、育成すること

担当する地域内の社会資源を見直すことや、地域に住んでいる高齢者のニーズにあった福祉サービスを発掘することなどが該当します。

地域内に新たな福祉ネットワークを構築する

公的機関やNPO、民間機関などは、お互いに連携しない限り、地域包括ケアシステムの構築はできません。生活支援コーディネーターは、これら組織に属する人同士の仲介役となり、新たな福祉ネットワーク構築を進めていきます。

地域におけるニーズとサービスのマッチング

生活支援コーディネーターは、各地域内における支援に対するニーズを持っている人と、各種サービスを提供する事業所や関係機関とつなげる役割を果たします。

多機関の協働による包括的支援体制構築事業

上記の事業は「福祉ニーズの多様化・複雑化を踏まえ、単独の相談機関では十分に対応できない、いわゆる「制度の狭間」の課題の解決を図る観点から、複合的な課題を抱える者等に対する包括的な支援システムを構築するとともに、高齢者などのボランティア等と協働し、地域に必要とされる社会資源を創出する」ものです。
これらを推進するために1名の職員が大牟田市役所福祉課に出向し、その推進に取り組んでいます。

具体的な業務内容としては

  1. 相談員が単独で全ての相談を受け負うということではなく、 世帯全体の複合的・複雑化したニーズを捉え、これらを解きほぐし、本質的な課題の見立てを行い、様々な相談支援機関等と連携しながら、必要な支援のコーディネートを行う。
  2. 関係機関の適切な役割分担を図りつつ、これらと連動し地域全体の包括化に繋げる。
  3. ネットワークからの連絡体制の整備などにより、対象者を早期かつ積極的に把握する「アウトリーチ」の考え方のを重視する。 等です。

交通アクセス

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中央地区地域包括支援センター

tel.0944-41-2676
〒836-8666
福岡県大牟田市有明町2丁目3
(市役所福祉課総合相談担当内)

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